1949-05-06 第5回国会 参議院 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第22号
○永井証人 酒井軍医が援護局の係員の方に話しておるのを脇で聞いたのでありますが、自分が診断した死亡者の中で三名程人爲的にやられたと思われるのがあつたということを係員に述べているのを私脇で聞きまして始めてそうしたことがあつたということを知つたのであります。
○永井証人 酒井軍医が援護局の係員の方に話しておるのを脇で聞いたのでありますが、自分が診断した死亡者の中で三名程人爲的にやられたと思われるのがあつたということを係員に述べているのを私脇で聞きまして始めてそうしたことがあつたということを知つたのであります。
そのとき酒井軍医が私のところに参りまして、人民裁判を受けて一應頭を下げたが、自分のやつたことは絶対に正しいと自分は思つている、酒井軍医に言うたそうです。
そうしたことは酒井軍医に話を聞いて初めて知りました。そういう事実があつたかということを驚いたのであります。
その人員を今から名前を申上げますと、私が最初、伊藤少尉、酒井軍医、原田通訳、それから清水軍曹、小峰伍長、それから北林先生、それから相撲取の早高、それから私共の部隊の久木原少尉であります。それから村上、御手洗、それからあと記憶しておりますが、ちよつとど忘れしております。以上約十九名であります。それから金澤大尉、それに石田大尉、この方の外に合しまして約二十七、八名と思うております。
○矢野酉雄君 簡單に原田証人にお尋ねしますが、最前あなたの証言の中に、相当多数のスパイがおつたと申されておりますが、昨日の証言で、酒井軍医の証言によると、鎌谷証人は池田証人の、当時の隊長の、一種のスパイ的行爲をする役割をいたしておつたというようなことがありましたが、それに対するあなたの御心証は如何ですか。
○證人(池田重善君) 考えて、私は最初の訓示にも、入る時でもですが、その時は酒井軍医の診断を受けて、これは大丈夫とか、大丈夫でないかと、丁度脇に坐つておるから聽きまして、それによつて決定して入れておりました。
○矢野酉雄君 その酒井軍医は誰が推薦しましたか。
○矢野酉雄君 最前の証言中に、長谷川隊に小さい事故もありましてという言葉がありましたが、その小さい事故の内容と、更に今の証言中に酒井軍医に相談してというような陳述がありましたが、酒井軍医はいつ誰が吉村隊長に対してその就任を推薦したのですか。この二点をお尋ねいたします。
○矢野酉雄君 第二は酒井軍医を推薦したのはどの人ですか。あなたの最前御質問に対してお答えになつた酒井軍医と御相談して、北林それから柔道及び角力のできる方々に推薦をしておられましたので、酒井軍医にも御相談申上げて善処したという……